第6章 宝物
サスケ君が目の前に生きている
うれしかった
サスケからはイタチへの憎しみは消えており
今は愛を感じている。
それだけで満足だった
でも、
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お前がこれからどうなろうと
おれはお前をずっと愛している
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彼がそう言ったのね、サスケ君に
今までの苦しみが抜けたように楽になった
わたしはこれまでイタチのいない世界にくるしみ、イタチの魂もずっと感じれなくなっていた。
違う、感じないようにしていた。
死んだことを知ったころには
自分でイタチと同じ道へ進もうとしていた。
それがきっと私の呪印が深くなった理由だと思う
おばあ様がいっていた掟をやぶったから。
自ら死へと進んでいたから
「一つ聞いてもいい?サスケ君。
イタチにはしんでからもあったの?」
「あぁ・・・戦争中にいろいろあって一度生き返った。その時に・・・」
「そっか・・・」
「あのな・・・お前はあの森で一度だけあった美鈴姉ちゃんだよな?なんでイタチを・・・」
「うん・・・それはね。
私はイタチを愛していたし、
イタチも私を愛してくれていたの。色々話が長くなるけど、いい?」
回りを囲む4人はうなずく
今までのことを話す美鈴
自然と彼らは涙を流す・・・
「美鈴おねーさん、生きていてくれてありがとう!」
サスケ君とサクラちゃんの子供であるサラダちゃんが手を握って必死に伝えてくれた。
サスケ君・・あなたは
良い父親じゃないの・・・