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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第9章 火花散る魂



一方雪乃は廊下に出たはいいが、広すぎるそのホテルで迷子になっていた。

雪乃
(ここ、さっきもきたような・・・?)

すると急に誰かに腕を捕まれた。

伊武崎
「っとに!何ふらついてんだよ!そんな体で!」

雪乃
「い、伊武崎君!もう50食達成したのか?」

伊武崎
「あれくらい楽勝だっての。それよりほら。」

そう言って伊武崎は雪乃の前にしゃがみ背中を見せる。

雪乃
「・・・?」

なにをしたいのかわかっていない雪乃は首を傾げた。

伊武崎
「分かんないの?部屋までおぶってやるから早く乗れ。」

やっと意味がわかった雪乃は照れくさそうにしながらも立っているのがやっとなため、素直に甘える。

雪乃
「わ、悪いな・・・重くないか・・・?」

伊武崎
「全然、気にすんな。」
(俺は背中にあたる柔らかい弾力が気になるがな!)

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