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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第9章 火花散る魂



伊武崎
「で、へやどこ?」

雪乃
「・・・吉野さんと同じ部屋だ。」

伊武崎
「部屋番号は?」

雪乃
「・・・・わからない・・・。」

伊武崎
「はぁ!?ま、いいや。じゃあ俺の部屋でいい?幸平と同じ部屋だから、いるかもしれないけど。」

雪乃
「あぁ、迷惑かけてごめんなさい・・・。」

伊武崎
「やめろ、素直な雪乃は気持ち悪い。」
(なんだこれ、可愛い可愛い可愛いかわ・・・)

伊武崎が冷静を保てずにいると雪乃の眠たげな声が尋ねた。

雪乃
「なぁ、伊武崎君。」

伊武崎
「なんだ?」

雪乃
「・・・冷たくはないかい?少しでも違和感を感じたら僕を降ろしてくれ。・・・・君は凍死しないでくれよ。」

それだけ言って雪乃は伊武崎の背中で眠ってしまったのだった。

伊武崎
「寝てしまったら降ろせねぇだろ。」

呆れ顔で言った伊武崎はいつもより冷たくはないが、生きてる心地のしない雪乃を大事そうに背負って自分の部屋へと足を早めた。

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