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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第9章 火花散る魂



そして関守は全生徒に追い打ちをかける。

関守
「最後にもうひとつ。60分以内に完遂できない者は・・・その時点で退学とする。」

その場にいた全員が青ざめるのを気にせず関守は声を上げた。

関守
「それでは、始め!!!」

わっと動き出す生徒たち

生徒1
「あっ、テメー割り込むな!」

生徒2
「モタモタしてるからだろ!!どけよっ!」

口喧嘩をする者もいるなか雪乃は人のあまりいない奥の厨房に必要な材料をまとめていた。

雪乃
(ダメだ、立ちくらみがする・・・これは早く仕上げて休まないと・・・)

そして周りの人がこちらを見ていないことを確認すると黒く長い髪を赤い紐で結びポニーテールにした。

雪乃
(よし、本気でかかろう。)

そして目を閉じ耳をふさぐ。

雪乃
(大丈夫、僕には何も見えていない。僕には何も聞こえてはいない。氷のように冷たく、冷たくなれ!)

心でそう唱え目を開くとまるで氷の上をすべるかのように作業にかかった。


その様子を伊武崎が途中から見ていたなど気付きもせずに。

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