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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第9章 火花散る魂




「ふー、でもさすがに疲れたわね。」

田所
「もうヘトヘトで動けないよー。」

疲れを見せる女子二人に吉野は明るい笑顔でつっこんだ。

吉野
「何をおっしゃいますやら!今からご褒美タイムだよ、お嬢さん方!!ディナーにお風呂に客室!きっとどれも豪華絢爛超ゴージャスなんだわ・・・!全力で堪能してやるのっ!!」

ぱぁっと瞳を潤ませテンションをあげる吉野の目の前に現れたのは筋肉がものすごい方々だった。

吉野
「!?」

吉野の表情は一気にこわばった。

ロビーにいた卒業生、関守 平がその事について説明をした。

関守
「彼らの夕食を完成させた者から自由時間とする。」

そこにはたくさんの筋肉の塊のような男性が集まっていた。

吉野
「その人達は誰ですか!?」

関守
「近くの施設で合宿中の上腕大学ボディービル部の皆さんだ。続いてアメフト部、レスリング部もここへ来ることになっている。」

そう言って関守は1食分の本日のメニュー"牛肉のステーキ御膳"を出した。

関守
「これを各自50食分作ってもらう。」

生徒
((50食!?今から!?バカじゃねぇの!!?))

吉野
「質問です!私たちの夕食は!?」

関守
「50食仕上げた者から自分でまかないを作り済ませなさい。」

吉野
「じ、自分で作る!?豪華ディナーは!?」

関守
「そんなものはない。ちなみに合宿中の朝食、夕食はすべて各自で調理してもらうのでそのつもりで。」


(ああ・・・悠姫の心が折れていく音が聞こえる・・・!)

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