第9章 火花散る魂
そしてバスはホテルに到着した。
降りてすぐのロビーには吉野、榊、伊武崎が立っていた。
吉野
「雪乃!恵!幸平!」
ロビーで合流した雪乃に抱き着く吉野
吉野
「無事だったかー!!おぉ、なんか今日の雪乃はいつもより冷たくない!」
雪乃
「そ、そうか?」
(体調不良だからなんて言えない・・・)
田所
「他の皆は・・・?」
榊
「今伊武崎くんが確認を・・・」
近くでは携帯で通話している伊武崎の姿が
伊武崎
「・・・了解、お疲れ。」
そして電話を切った伊武崎はこちらを向き言った。
伊武崎
「極星メンバー全員・・・初日を生き残ったってよ!」
その言葉にわっと喜び会う雪乃たち。
田所
「よかった・・・よかったよー!」
雪乃も喜んでいたが足元に違和感を感じ下を見ると・・・
雪乃
「丸井君は・・・これは生き残ったと言っていいいのか・・・?死んでないか?」
灰のように真っ白になった丸井が倒れていた。
伊武崎
「山の中を延々駆けずり回ったらしいぜ。」
幸平
「あー、うちのグループと似たような課題だったのか。」