第9章 火花散る魂
雪乃
「・・・だとさ、お二人さん?」
タクミ
「な、納得できるかこんなの!」
諦めのいい幸平とまだ諦められないタクミ
タクミ
「いいか幸平っ、この決着はいつか絶対につけるぞ!」
幸平
「いいけど・・・どうやって?」
タクミはすっと幸平に指をさし挑発的な真顔で告げる。
タクミ
「食戟を、いずれキミに申し込む。逃げるなよ、必ず受けろ。その時こそキミをぺしゃんこにするっ・・・それまでせいぜい腕を磨いておくことだぜ。また会おう、幸平創真・・・!」
そしてタクミはイサミをつれ先に去ってしまった。
この場はかっこよく決めたタクミだったが・・・
雪乃
(ん?でも行先同じだから・・・)
ぷしゅー・・・ブロロロロ・・・・
いくら先にでたからといってもバスに乗っていなかったのはその5人だけ。
バスの座席は奥から詰めている。
と、言うことは、だ・・・
幸平
「・・・・。」
ホテルまでのバス座席、タクミの隣は幸平だった・・・。
雪乃
(だと思ったよ!!!)
ちなみに雪乃の隣はイサミだった。