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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第8章 アイデアの種




(アルディーニ君は視野を広く持ち合鴨という食材を見逃さなかった。一方幸平君はそのたぐいまれなる発想力でここにいる誰もが思いもよらなかった一品を作り上げた!限られた条件と時間の中でも物怖じせず、自分だけの料理を作り出そうとする・・・これこそプロとしての気概!)

残った揚げ物を食べ進める乾


(ふふ・・・今まで何度かこの課題を出してきましたが、素揚げならまだしも”衣揚げ"をやってのけた生徒は初めてです。柿の種が旬を迎えたイワナをぎゅうっと包み込んで・・・それはさながら清廉な人魚への情念に満ちた熱い抱擁の様・・・ダメ・・・柿の種との愛に溺れてしまう・・・!!)


すべて間食した乾は三人に告げる。


「幸平創真、田所恵、柊雪乃・・・合格とします!!」

幸平
「お粗末様っ!」

そして三人はハイタッチをして喜んだのだった。

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