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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第8章 アイデアの種



幸平は雪乃からビニール袋を受け取り・・・

幸平
「なんだこれ!かっちかち!」

笑いながら凍って硬くなった魚をまな板に受け付けた。

その場にいた全員
((えぇーーー!?))

幸平
「ま、この方が鮮度は保ててる。サンキュ。あ、オマエついでに解凍機能とかねぇの?」

雪乃
「ない!僕を何だと思ってるんだ!!」

へらっとした顔で言う幸平に吠える雪乃は何を作るか明かされていないため自ら考える。

雪乃
(山菜、川魚、鶏卵・・・そして柿の種・・・ん?"手間が省けた"?確か幸平君はさっきそう言って・・・あ!!そうか!わかったぞ。君は、柿の種を砕いて、揚げ衣にするつもりなんだね!!)

幸平は柿の種を袋に入れ、棒で叩きつぶし、流れるように魚を捌いてその砕いた柿の種をまぶした。

そしてそれを高温の油のなかに入れた。

激しい音と香ばしい香りをあげる川魚

さっと揚げられ、盛り付ければ・・・

雪乃
(完成だ!!)


「まぁ、私の柿の種がこんな素敵な揚げ物に・・・!」

幸平はそれを乾のもとに持っていく

幸平
「どうぞ、乾先輩。冷めないうちに・・・おあがりよ!」

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