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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第8章 アイデアの種



タクミが柿の種とにらめっこして考え事をした瞬間・・・

勢いよくドアが開き息を切らした幸平と田所が入ってきた。

タクミ
「幸平!」

雪乃
「おかえり。」

幸平
「おう、ただいま。」

タクミ
「遅い!残りはあと15分しかないんだぞ!俺と闘いもせず失格するつもりか!」

怒って手に力をいれるタクミ
その手には・・・

イサミ
「兄ちゃん、握りつぶしてる!」

粉々になった柿の種が・・・

タクミ
「ああっごめん!ち、違うんだ、幸平これは・・・!」

大事な鍵を粉砕してしまいおどおどするタクミ

雪乃
(やはりいい人だ!とういか、可愛い!!)

幸平
「あー、気にすんなよ。手間が省けたサンキュー。」

そう言ってタクミから柿の種を受けとる幸平

タクミ
「・・・?」

幸平
「それに・・・あと15分もあるんじゃん!」

タクミ
「何?」
(いや、15分しか・・・)

幸平
「定食屋で15分も待たせたら、客がみーんな帰っちまうよっ!」

そして調理場に向かう幸平
それに続き田所と雪乃も持ち場についた。

幸平
「かかるぜ!!二人とも!」

田所
「はい!」

雪乃
「あぁ。」

すぐに山菜の下ごしらえに入ったのは田所だった。

田所
(まずはタラの芽の袴の部分を切り取る。丁寧に・・・丁寧に!)

幸平
「雪乃、魚をこっちにくれ!それと卵の黄身と白身を分けてくれ!」

雪乃
「了解!」

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