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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第8章 アイデアの種



一人取り残された雪乃は赤面しおどおどするタクミに質問攻めにされていた。

が、魚の生臭いにおいに襲われる雪乃はそれどころじゃない。

タクミ
「ご、ご出身は・・・?」

雪乃
「北海道。」

タクミ
「あ、いいですね。雪国。」

雪乃
「あぁ、まぁ。」

タクミ
「す、好きな食べ物は?」

雪乃
「冷凍トマト。」

タクミ
「れ、冷凍!?へ、へぇ。」

雪乃
「・・・。」

タクミ
「ご、ご趣味は・・・?」

雪乃
「・・・・・秘密。」
(氷細工だなんて絶対言えない・・・。)

少しの沈黙が流れる。
そう、ムードメーカー乾はただいま他のチームの審査で忙しいのだ。

その沈黙に、というよりはタクミの態度に笑いをこらえきれなかったイサミが声を上げ笑った。

イサミ
「兄ちゃん、聞いてることがお見合いみたいだよ!!

タクミ
「う、うるさい!」

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