• テキストサイズ

それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第7章 山を彩る衣



幸平
「大丈夫、お前は絶対渡さない。」

雪乃
「な、何言ってるんだ!!」
(こいつ僕が冷たくないのか・・・!?)

それだけ言うと幸平は雪乃を離していつもの間抜け面に戻り言った。

幸平
「それと、お前はここでこれ抱いててくれ!!」

その手にはビニール袋が握られていて、中には先ほど釣った川魚が入っていた。

雪乃
「あぁ、それは言われると思っていた。了解したよ。」

幸平
「おう!」

タクミ
「な、なぜ彼女に魚を・・・?」

不思議そうにする周りのものの代表で問うタクミ
それに対し幸平は一瞬きょとんとした顔をした後で納得したように手のひらをこぶしで打った。

幸平
「ああ、こいつすっごい低体温で、ものを冷やすのが特技みたいなもんなんだよ。まぁ、言ってしまえば"人間冷蔵庫"かな。」

全生徒
「・・・え?」

タクミ
「そ、そんなことが!?」

周りがざわざわしだすのに関わらず幸平は「いや、冷凍庫?」などとつぶやいていた。

/ 254ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp