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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第6章 発想と創造の協奏曲



その後雑談をしながら歩いていると調理場玄関前でばったりさきほどの二人に会った。

美少年と目があった幸平はニヤリと笑い・・・

幸平
「厳正なる審査を・・・」

美少年をからかって遊びだした


「だまれっ!!だまれよっ!!」

一緒に中に入ったが美少年はすぐに幸平から離れ、幸平の持つバケツを見た。


「ふん!キミたちも魚か?全くどいつもこいつも・・・テーマが和食だから魚料理ってのは発想の幅が狭いんじゃないか?」

幸平
「なんだぁ?偉そうに。んじゃてめーらは何を・・・」


「フフ・・・わかるか?合鴨だ!」

そう言った美少年の手には肉と皮だけにされた合鴨がいた。

生徒1
「な・・・!!合鴨だって!?」


「合鴨だけじゃない。エリア内には鶏やウサギもいたぜ?誰も探そうとしないのが不思議でならないね!」

生徒2
「くっそ・・・川魚以外にそんな手が!」

生徒3
「でもそもそも捌き方なんて知らねぇし・・・。」


「ホラ邪魔だ!」

その美少年は鴨を弟に渡し、幸平の肩に手を置いた。


「どけよ、幸平。」

幸平は肩に置かれた手を見て何かに気づいたようだった。

田所
「創真君?どうしたの?」

雪乃
(そういうことか・・・。)

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