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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第6章 発想と創造の協奏曲




数十分後、三人は調理室に向かっていた。

田所
「良かったぁ・・・雪乃ちゃんのおかげで魚は確保できたね!」

幸平
「そだなー。」

雪乃
「いや、僕も涼めて良かった。」

幸平
「ったく、まだ髪濡れてんじゃねーか・・・?」

と雪乃の髪に触れた途端

バリッ

幸平・田所
(え・・・?)

幸平
「・・・濡れてねーわ!凍ってるわ!!」

田所
「なんで!?」

雪乃
「ん?あぁ、僕の体は温度が低すぎてね。少量の水だったら触れるだけで凍るんだ。まったく不便だよ。」

田所
「見た目全然普通なのに・・・すごい!!」

田所は目を輝かせた。

雪乃
「す、すごいって・・・気持ち悪くないの?」

田所
「ううん、全然!!感動した!」

幸平
「お前の特技だな!」

にこっと笑う二人をみて少し照れくさそうに、幸せそうに笑う雪乃

雪乃
(こんな風に言われたのは初めてだ・・・嬉しいな。)

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