第2章 極秘の編入・・・?
雪乃「ひろすぎる。」
もうその一言に尽きた。
僕は今編入手続きを終え、"極星寮"というこの学園唯一の寮に向かっている。
が、無事たどり着く予感がまったくしない。
誰かに道を聞かねば・・・熱中症で倒れてしまうぅ・・・
季節は春
気温はそれほど高くはない、が極度の低体温である僕は春でも熱中症になる。
そういえば、あたりを見回してみるとこの学園のそこかしこに仰々しい建物が多い。
何の目的があるのか全く見当もつかないものもあるが((
学校自体がお金持ちだそうだから、どの施設もすごいりっぱなんだろうな・・・
なんて考えながら、人を探してふらふらしていると何やら向こうから木を削るような機械音が聞こえてきた。
雪乃「ひ、人がいる予感・・・!」
僕はその音のほうに向かった。
するとそこでは・・・