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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第5章 摩擦と選良



雪乃「僕は柊雪乃。最近ここに来たばかりだ。どうぞよろしく。」

?「へぇ、私は水戸 郁魅。全校生徒に挨拶もしない編入生か。よろしくできるといいなぁ?」

威圧的な態度に少し憤りを感じるが、まぁいい。

するとあたりがざわめきだした。

ひそひそと話す声に耳を傾けるとどうやら僕と幸平君、つまりは編入生という外部の者をあまり好ましく思っていないらしいことが分かった。

特に幸平君は反感を買っているようで。

僕は得体のしれないもの扱いだ。

郁魅「気をつけろよお前ら・・・」

幸平「ん?何が?」

会話の成り立っていたいのを打ち切るようにアナウンスが響く

シャペル「おはよう諸君。ステージに注目だ。これより合宿の概要を説明する。」

発せられた説明はこうだ。

友情とふれあいの宿泊研修

日程は5泊6日
連日料理に関する課題が出される
課題の内容は毎年異なる
講師による評価が一定のラインを下回った生徒は失格

待機している学園息のバスに乗せられ強制送還

退学となる

シャペル「審査に関してだが、ゲスト講師を招いている。」

ゲストという単語に反応する生徒達
そのざわめきを抑えるように声を上げるシャペル先生

シャペル「多忙の中、今日のために集まってくれた。遠月学園の卒業生たちだ!」

その言葉にざわめきがいっそう大きくなる。

生徒1「そ、卒業生だって!?」

生徒2「ってことは・・・到達率一桁を勝ち抜いた天才たち!!」

周りのみんなは驚きと感動に満ち溢れていたが、僕はそんなものではたりないくらいの驚きに飲み込まれそうになっていた。

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