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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第5章 摩擦と選良



中はとてつもなく張り詰めた重い空気が漂っていた。

そわそわする者、椅子に座って何やらブツブツ唱える者

千人近い生徒が集まっているとは思えないほどの静けさだ。

=雪乃side=

僕は何を浮かれていたんだろう。

今から始まるのは地獄の合宿なんだ!

料理をしたくて入ったわけじゃないけれど・・・

お兄ちゃんが入れてくれた。

だから責任もってここを卒業するんだ!!

一位になんてなれなくていい。

この人数の内、どれだけが生き残れるのだろう・・・

僕や周りが緊張する中、一人のんきな幸平君がいた。

幸平「お?おー!にくみじゃんかー!」

?「!?」

幸平「しばらくぶりー!」

・・・・誰だ!?

幸平君が声をかけた先にはそれはそれはスタイルの良い色黒短髪の女の子がいた。

?「ゆ、幸平・・・!」

その人は幸平君を見るなりいきなり赤面

ほほう、そういうことか((

吉野「ちょっと幸平!なんてあだ名で呼んでんの!」

幸平「え?でも合意の上だぜ?」

?「合意なわけねぇだろ!!ん?見かけない顔だな。」

うお!?なぜ僕に興味が移った!?

幸平「ん?あぁ、こいつ1か月くらい前に編入してきたんだ。極星勢だぜ。」

二人の視線が僕に集中する。

この中であきらか一番背の低い僕は少し困った顔をしてみたが沈黙になりそうだったので自己紹介

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