第22章 いずれ戦う者達へ
四宮
「ん?あぁ、これか?これは・・・」
すると乾は四宮の言葉に割り込み・・・
乾
「愛の証なのだよ!」
どや顔で言いきった。
田所・幸平
「乾先輩!!」
四宮
「おい、ヒナコ!」
四宮はまたしても乾の頭をギリギリと掴みあげる。
乾
「間違ったことは言ってないじゃないですかー!」
反抗する乾に舌打ちをしてその手を離した。
雪乃
(・・・も、もしかして・・・!?)
心当たりがあった雪乃は一気に青ざめ、四宮の腕をとった。
雪乃
「これ、僕が・・・?」
四宮
「気にすんな。愛の証だ。」
冗談交じりで言った四宮の笑顔に泣きだす雪乃
雪乃
「ご、ごめんなさい・・・痕、残って・・・」
四宮
「気にすんなって、な?」
泣きやんだ雪乃は四宮の腕を離した。
その後もわいわいと談笑し、疲れを癒すように過ごした。
そうしてこの合宿は幕をおろしたのだった・・・。