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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第20章 メタモルフォーゼ



【E会場】

水戸
(くそっ・・・150食で完全に止まりやがった!)

悔しい気持ちを胸に向かえのアリスのブースに目をやる。

アリス
「追加でーす。はいはい、押さないでくださいねっ」

水戸
(一人の客が手を付けてから騒ぎが騒ぎを呼んであっという間にこの会場の客を独占しやがった!あいつの品にあんな秘密があったなんて・・・)

その一見料理と言えないアリスの品はとんでもないものだった。


ただの生卵と思われたそれは薄めた海水のじゅれで白身のように作り、黄身はイクラをゼラチンで固めたもの。

ゆで卵のように見えたそれはホワイトアスパラガスのムースで白身、ソース・オランデーズで黄身を作った物。

殻付きの卵にはストローを差し込める穴が開いており、中身はまろやかさとすっきりした後味の飲むミルキセーキであった。

アリス
「これら三点をまとめて"3つのフォルム卵プレート"でございます!」

まさにそれは海の森のそして大地の美味しさすべてが凝縮された品であった・・・。

アリス
(・・・雪乃とリョウ君はどんな調子なのかしら?
リョウ君はまぁ、気にせずとも・・・雪乃のほうが心配だわ。だってあの子・・・)

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