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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第20章 メタモルフォーゼ



雪乃
「A会場はここかぁー!!」


勢いよく扉が開かれた。

幸平
「なっ!おまえここだったのかよ!!」

タクミ
「雪乃!?」

田所
「雪乃ちゃん!!今着いたの!?」

雪乃は周りから一気に声をかけられ、慌てたがすぐに堂島に肩をたたかれ、告げられた。

堂島
「遅かったな、柊くん。残り時間は30分だ。どうする。棄権するか?」

雪乃
「ふふっ。330分もあるのに、するわけないですよ!」

堂島
「そう言ってくれると思ったよ。さぁ、君のブースはあそこだ!」

そして雪乃は指定された場所に向かいうと目の前の幸平に気づいた。

雪乃
「おっ。幸平くんじゃないか!・・・・あまり高調子じゃないようだね。でも、まだこれから、でしょう?」

不敵に笑う雪乃をみた幸平は消えかかった競争心を燃やされた。

幸平
「だな。あんがとよ。雪乃!」

雪乃はにこりと笑い自分の台に着くと、大きく深呼吸をした。

そして黒く長い髪を赤い紐でポニーテールに結い上げ、瞳を閉じる。

雪乃
(大丈夫、僕はもう冷たくなくたっていいんだ。周りの音を聞こう。もう、大丈夫なんだ・・・。)

そう自分に言い聞かせゆっくりと目を開いた。

雪乃
(さぁ、始めようか。)

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