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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第4章 恵の庭



僕は小さく震える手を必死で抑えた。

皆に気づかれてはいないかと周りを見渡してみるとあきらか僕よりガタガタ震えてる田所さんがいた。

その理由は宿泊研修そのものにあるようで。

吉野さんによると、この行事は最初の地獄だという。

一年の全生徒が山奥の合宿所で毎日過酷な料理の試練を課され、合格点に届かなければ即退学を言い渡される。

"友情とふれあいの宿泊研修"などとうたっているがその実態は"無常とふるい落とし宿泊研修"だそうだ。

一色「これが遠月の競争教育だ。」

伊武崎「何年か前の合宿じゃ生徒数が半分以下まで減ったらしいな。」

その言葉を合図のようにふらっと倒れた田所さんを吉野さんが支えた。

田所「みんな・・・いままで・・・ありがとう・・・」

吉野「恵ぃぃぃーーーー!!」

すると、そのコント(?)を無視するように声を上げたのは幸平君だった。

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