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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第18章 夜明け前の卵たち



エリナ
「私はもう休みますが、貴方はまだ試作を?」

個室の厨房を使っていたエリナは同じ場所で試作をしている秘書、新戸緋沙子に声をかけた。

新戸はそのけろりとした態度に驚いたまま返事を返す。

新戸
「は、はい!まだ半ばですので・・・」

エリナ
「そう?では早めにお休みなさいね。」

新戸
(流石エリナ様!プレッシャーなど無きがごとし女王然とした態度・・・感服いたします!)

エリナ
「あ、それと・・・明日の晩はオセロで勝負よ!昨日のウノは・・・その・・・少し不調だっただけだから!」

新戸
(流石エリナ様!どんな事柄でも勝者であろうとするご意志・・・!感服です!)


そして厨房を離れたエリナは先ほどのことを思い出した。

エリナ
(柊雪乃・・・聞いていたより料理が好きなように見えたわ。料理に熱い想いの欠片もないから"氷の女王"なんじゃなかったの・・・?それでもアリスがそう呼ぶのなら、何か別の意味があるってことね。まぁ、私には関係ないとこだわ・・・。私の料理で君を否定してあげます。確と御覧に入れましょう。遠月にふさわしい卵料理の王道というものをね!)

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