第4章 恵の庭
そして一通りの作業が終わったころ・・・
幸平「ぐあー、腰いてぇ!」
吉野「おなか減ったねー。」
田所「みんなー。お昼ですよー。」
天使が大きなお弁当を持ってきてくれた。
雪乃「田所さんがつくったの?」
田所「うん、今朝早起きしたんだー。」
そういって広げたお弁当箱には三種のおにぎりがはいっていた。
幸平「いいねいいねー畑仕事の後のおにぎり!」
吉野「いっただっきまーす!」
はぐっ
吉野「・・・っ!ふぁー、おいしい!!ネギ塩だれだね!」
雪乃「サッと茹でた鶏ささみにネギ塩だれを和えて・・・和風で僕の好みの味だ!」
吉野「塩っ気が食欲をそそるわー!」
榊「体動かすと塩味が恋しくなるのよね。」
一色「これは昆布か!おにぎりの定番だね・・・んん!?昆布とチーズの佃煮!?」
田所「はい、佃煮のこってりした甘さがチーズに意外とあうんです。」
幸平「じゃあラストはなんだ!?」
ばくっ
もぐもぐ
幸平「んめぇ!ニンニクの風味がたまんねー!」
田所「それはねー、豚肉のニンニクはちみつ漬け!あ、麦茶とほうじ茶があるから好きなほうを・・・」
そういって今度は大きな水筒を二つと紙コップを出してきた。