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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第4章 恵の庭



妙に似合っているのがまた気に食わない。

と、三人で軽く引いていると・・・

田所「ほら、創真君!こんなにたくさん採れたんだよー。」

麦わら帽子をかぶったかっぽうぎ姿の天使が現れた。

幸平「おー!田所もきてたのか!」

雪乃「田所さんはなんというか、安心する似合い方だ。」

吉野「恵は極星寮の清涼剤だね・・・」

一色「さぁ、諸君!!こっちへ!」

誘導されるまま僕と幸平は畑の少し奥のほうに入った。

一色「食材がどのように実るか知ることも料理の勉強のひとつなんだ。ここの事は極星畑・・・もしくは一色畑と呼んでくれて構わないよ!」

そんなことをほざきながら一色先輩はトマトをひとつづつ僕らにくれた。

一色「ほら、ひとつかじってごらん。」

幸平「あ、どうも。」

雪乃「いただきます。」

がぶっ

幸平・雪乃「うまーーーーー!!!」

幸平「はりがあってスゲー甘い!うちの実家で仕入れたいくらいっすよ!」

雪乃「なんでこんなにおいしく・・・!?」

僕らが感動していると一色先輩は少し困ったような苦笑いをした。

一色「いやぁ、もう正直かかりっきりさ。おかげで最近まともに授業に出てないんだ!」

雪乃「本末転倒ではないか!!」

とまぁ、こんな感じでそれぞれ作業に取り掛かった僕らだった。

途中で手の空いた伊武崎君と榊さんが手伝いに来てくれたり、一色先輩がよく育った大根を自慢して回ったりといろいろあったが・・・

僕は田所さんとキュウリやナスの収穫をしていた。

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