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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第15章 その面影



一方雪乃たちはというと・・・

アリス
「・・・ふっ、よくここが分かったわね。」

吉野
「もう十分でしょう!?雪乃を返しなさいよ!!」

黒木場
「・・・・。」

伊武崎
「好き勝手してくれやがって・・・!」


「あのー・・・とりあえず、さ。部屋に入れてくれないかな?」


アリスと黒木場の部屋の前で睨み合いが始まっていた。



(周りの目が痛い・・・!!)


アリス
「それもそうね。そろそろ野次馬も増えてきたことだし・・・」

アリスが周りを見渡すと野次馬たちは慌てて自分の部屋へと戻る。

そして部屋に招き入れられた三人が目にしたのは・・・

伊武崎
「え。」


「あらあら・・・。」

吉野
「・・・雪乃?」

なぜか魚の着ぐるみをきた雪乃だった。

着ぐるみの魚の口から顔だけ出し、横たわっているその姿は着ぐるみを着ているというよりはむしろ・・・

吉野
「・・・雪乃が巨大魚に捕食されてる!?」

雪乃
「バカ!されてない!!急にインターホンが鳴って慌てたアリスと黒木場が僕を縛って魚の中に隠そうとした結果だ!!」

吉野
「隠れてないよね!?」

雪乃
「顔出さないと窒息すると思ったリョウの優しさの結果だ!」

吉野
「優しさがあだと出たね!?」

雪乃
「その通り!」


「あんたたち、なにコントみたいなことしてんのよ・・・。」

アリス
「なっにこれ!笑える・・・!!」

その様子に爆笑するアリス

黒木場
「ちっ・・・。」

見つかったことに舌打ちをする黒木場


もうみんながみんな、自由人だった。

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