• テキストサイズ

それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第12章 卒業生たち



三人が優雅にアイスを食べている間、幸平と田所は午後の課題の場所へと移動していた。

事務室から出てしばらく無言で廊下を歩く。

おもむろに口を開いた幸平はいつもの調子で話し出した。

幸平
「やー・・・なんとか首の皮1枚繋がったなー。その前に午後の課題を通過しなきゃならねーけどな。ま、しっかり頑張ろうぜ田所・・・」

そう言って振り返ると田所は涙目でじとっと幸平に不満そうな顔をみせる。

幸平
「!?」

幸平が驚くのと同時に珍しく声を張り上げる田所

田所
「創真くんのばかぁっ!!」

幸平
「うおっ・・・」

田所
「なしてあんな無茶な勝負挑んだのさ!?創真君は合格したんだから・・・私なんかほっとけばよかったべさっ。なんで勝負なんて・・・うぅぅぅ・・・」

最後にはうずくまって泣きだす田所

それを見た幸平は田所の目の前にしゃがみ、優しく声をかける。

幸平
「田所・・・」

その声に体をびくつかせる田所
/ 254ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp