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それはまるで、魔法のようで =食戟のソーマ=

第10章 過去の秘密



同時刻、四宮は雪乃の身を心配して急いで雪乃の部屋に行った。

が、そこには雪乃の姿はなく、同室の吉野に尋ねる。

四宮
「雪乃はどこだ?体調不良だと聞いたが?」

吉野
「雪乃なら、伊武崎のところですよ。」

早く雪乃の安否を確認したかった四宮は吉野に部屋番号を教えてもらい、急いでそこに向かう。

やっとその部屋の前までつき、ノックをしようとした・・・

が、扉に違和感を感じ、ふと下を見る。
するとそこには新聞紙の束が挟まっていた。

その新聞紙を取ろうと思った瞬間・・・

雪乃
「絶対にお兄ちゃんには言わないでくれ!」

中から雪乃の声が聞こえた。


四宮はその言葉を不審に思い、手を止める。
そして、黙って扉の前に立ち尽くした。

四宮
(俺に秘密事ってなんだよ。)

雪乃の発言に返事をする聞いたことのない男の声、
わざと少しを開けられているドア、四宮の額には冷汗が流れていた。

嫌な予感がして仕方がないのだろう・・・。

雪乃は気づいてはいないのだ。

この声が外に漏れていることなんて・・・。

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