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共鳴する世界🌏

第2章 いつもの朝と違和感



「わ…!母さん!母さん!見て
私、今日一位だ!」

興奮が覚めない菜央は、
我かんせずな黙々と隣でご飯を食べる
母をゆさゆさと揺さぶった。

そんな私に

はいはい、良かったわねぇー

とそっけない母。

何よー。娘がこんなに喜んでるのに。
むすーと口を尖らせて
一緒に喜んでくれない母に
文句を吐きながら

菜央は
残ったままだったご飯を口に放り込んだ。


そしてその後、
ご飯を食べて部屋に戻ってきた
菜央は
少し早いが学校への準備を始める。

髪を梳かし、寝癖を治し制服に着替えた。

鞄には勿論、
今日のラッキーポイントの
茶色の小物ー…茶色の熊に小さな鈴がついた
お気に入りのアクセサリーも忘れずつけて。

鞄を少し動かせば
チリンチリンと
涼しげな音がなる
それに満足しながら
全部の準備を整え、

部屋を出ると
一階の玄関へ向かい
ガラガラと玄関の戸をあけ台所にいる筈の母に
声をかけ家を出る。


外に出て
上を見上げると、朝と一緒の
少し雲の浮かんだ青空の良い天気だった。


(今日は良い日になりそうだなぁ…)

そんな事を考え、菜央は
歌を口ずさみながら
学校にいく道をあるいていくのだった。


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