第35章 Like or Love?
『てかさー俺、男だよ?Loveとかありえんの?』
「なに?男から好かれるなんて気持ち悪いって話?」
『いや、気持ち悪いとかは全然思ってないよ‼︎ただ…信じられ無いというか、何でだろうって思っちゃうんだよね』
「俺たちは親に捨てられた身だからか無意識のうちに好きって感情に理由を求めちまうんだろうな。あんま思い悩むな。頭では理解できなくてもそういうのって自然と行動にでてるもんだぜ」
ハテナを浮かべたの頭をグシャグシャと撫でた
「気晴らしに外出ようぜ。いつもむさ苦しい男共に囲まれてんだ。たまには女の子に目向けてみんのもいいかもしんねーぞ。そこでLoveが芽生えるかもしんねーしな」
焦りを見せるの顔を見てニヤッと笑う
『えっ⁉︎ちょっと待って、俺女の子の店なんて行ったことないし心の準備が…っ⁉︎』
の言葉を無視し強制的にズルズル引っ張り外へ出たーー