第25章 紅桜篇:潜入
あれから俺は夜な夜な高杉の情報を集め、ついに奴が潜伏している船を突き止め、なんとか潜入に成功した
出て行くタイミングを見計らい甲板に潜んでいると
聞き覚えのある声が
「おい、お前この船の船員アルか?」
か、神楽ちゃん⁉︎なんでここに⁉︎
神楽ちゃんは高杉の頭部に傘を突きつけていた
「ちょっと中案内してもらえねぇか?頭ぶち抜かれたくなかったらなぁ。おい、聞いてんのか⁉︎」
「今日はまた随分とデケェ月が出てるな。
かぐや姫でも降りてきそうな夜だと思ったらとんだじゃじゃ馬姫が降りてきたもんだ」
パァンパァン
銃声が鳴り響いた
神楽ちゃんは放たれる銃弾を交わし、負けじと来島また子に向かって乱射する
騒ぎを聞きつけた船員達に囲まれるが全てなぎ倒し、船内へ入った
神楽ちゃんつえぇぇぇ
確か夜兎だとは聞いていたがここまでとは
って感心してる場合じゃない
甲板に今は高杉一人だ
よし、行くぞ‼︎