第24章 紅桜篇:万事屋の依頼
「ッチ、ここも無しか。ったく、めんどくせぇ仕事引き受けちまったぜ」
店から出ると総一郎くんが待ち伏せていた
「探し物ですかィ旦那」
「仕事だよ仕事。お前らとは関係ねぇからほっといてくれぇ」
「そいつはお忙しいとこ失礼しやした」
総一郎くんの前をとっとと通り過ぎ、総一郎くんも歩き出したかと思ったが
「最近ここいらでは辻斬りが流行ってましてねィ。ま、出会った奴はみんな斬られちまってんだが、遠め目に見た奴がいるらしくてね。そいつが持ってる刀が刀というより生き物みたいだったそうでさぁ」
「そ、そいつは……さっきそこで聞いた」
「それと…さんの様子がおかしいんでさぁ。高杉と会って以来。さんと高杉、何かあるんですかィ?」
本題はこっちか
「さぁ……知らねぇな。それにアイツとはまだ会ったばかりだ。俺が知る訳ねぇだろ」
納得はしてない様子だが、総一郎くんは踵を返した
「そうですねィ。失礼しやした」
……ーー