第15章 非番の過ごし方:お荷物お持ちします
屯所への帰り際、大きな荷物を持つお妙ちゃんを見かけたので、こないだのことを謝りたくてお妙ちゃんに駆け寄った
『お妙ちゃん‼︎先日はいろいろと迷惑をかけてしまってスミマセン』
「あら、さん。もしかしてあの時のこと覚えてるんですか?」
『いえ、銀さんに酒を突っ込まれたとこまでしか覚えてないんですが、きっと迷惑かけただろうなぁと思って』
「そ、そう。ならいいのよ‼︎気にしないで‼︎」
何故かお妙ちゃんは顔を真っ赤にしていた
『ところで、ずいぶん重そうな荷物持ってますね?良かったら俺持ちましょうか?』
「じゃあお願いしようかしら」
お妙ちゃんから受け取った簀巻きは思っていた以上の重さだった
これを一人で持ってたお妙ちゃんって何者⁉︎