第11章 お花見:酒は飲んでものまれるな
『とぉし、そぉご、ケンカしちゃらめれしょー?ちゃんと仲直りしてくらさい』
呂律の回ってないが二人をめっ、と叱りつけている
可愛いに叱られ二人はタジタジになっていた
しぶしぶ刀を収めた二人に、はいい子いい子と言って二人の頬にもキスを落とした
「お、おい⁉︎誰かれ構わずキスすんじゃねぇって言っただろ⁉︎」
「さん、もう一回お願いしやす。今度は口に」
「テメェどさくさに紛れて何言ってやがる‼︎」
『らめらよそぉご?お口は大好きな人とするもんなんらから』
ね?と首を傾け、へへへと笑う
可愛いったりゃありゃしねぇ
‼︎そんな可愛い顔で可愛いこと言っちゃダメだってぇぇ‼︎
食われちまうよぉ⁉︎⁉︎
てか妙に隊士達が集まってきてね?
あわよくば自分もキスされようって腹か
「テメェらぁ、切腹の覚悟はできてんだろぉなァァァァ⁉︎」
それに気付いた多串くんが声を荒げた