第11章 お花見:酒は飲んでものまれるな
「ちょっ、ちょっと待って下さい副長ぉ‼︎」
「んだぁ⁉︎山崎ぃ‼︎言い訳なら聞かねぇぞ⁉︎」
「副長だって、こんなに可愛くなるさんの姿を見せなくなくてその決まりを作ったんじゃないですか⁉︎さんを独り占めする為に‼︎さんは真選組みんなのアイドルなんですよ‼︎」
山崎に続き、そーだそーだと非難の声があがる
アイドルって……
あいつは男だぞ?
確かに顔も性格もめちゃくちゃ可愛いが
アイツこんなホモ集団にいて大丈夫か?
「な、な、何言ってやがる⁉︎そんな訳ねぇだろぉがぁ‼︎隊士達に知られれば良からぬことを考える奴もいるかと思ってだなぁ‼︎」
「それはアンタのことじゃねぇですかィ土方さん?」
「なっ⁉︎総悟テメェ…‼︎テメェも知ってんだろうがぁ‼︎俺たちが成人した時の祝いで飲んだら大惨事になったことをぉ‼︎それからに酒は飲ませまいと三人で決めたよなぁ⁉︎」
「俺は知りやせんぜ。さんを独り占めしようと企む土方を殺せーーー‼︎死ねェ土方コノヤローーー‼︎」
おー‼︎と隊士達を焚きつける
もう収集がつかねぇぞ
万事屋組はこの隙に撤収すっかぁ
そして事の張本人はこの騒ぎの傍でぐーすか爆睡していたーーー