第57章 最終節:第二十一訓
「「ちょっと待てェェェェェェェェ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」」
ベンチの後ろの茂みから銀にぃと小太郎が飛び出してきた
「真昼間っから何公衆の面前で俺の可愛いにチューしようとしちゃってんのっ⁉︎この税金泥棒がっ‼︎」
「母さんは断じて許さんぞ‼︎そんな子に育てた覚えはないっ‼︎」
母さんって誰だよ
ってか育てられた覚えねーし
つーか、こないだ一回公衆の面前でしちゃってるよな
「ちょっと銀さん‼︎桂さん‼︎空気読んでくださいよ‼︎」
「何言ってるネ、ぱっつぁん。銀ちゃん達はの可愛い唇をこのサドから守ったアルよ‼︎」
神楽ちゃんと新八くんまで……
「総悟ーーーー‼︎‼︎‼︎見つけたぞーーーー‼︎テメェらさっさと仕事に戻りやがれっ‼︎」
前方からはトシが瞳孔かっぴらきながら走ってくる
俺たちは四方を囲まれた状態だ