第44章 最終節:第八訓
『で、でもトシはミツバさんのことが好きだったんじゃ…?』
俺はゆっくり首を横に振った
「俺は初めてお前の笑顔を見た時あんまりにも綺麗で心を奪われた。この笑顔をずっと側で見ていたい、守りたいと思った。それは今も変わらねぇ」
俺はそっとの頬に手を添える
は何か言いたげに口を開くが言葉になっていない
「今は総悟のことを思ってるかもしれねぇ。でもそのせいでお前から笑顔を奪うってんなら例え総悟でも許さねぇ。なぁ、。俺を選べよ」
の頬に熱が帯びていくのが、俺の手のひらを通して伝わってくる
そのままの顎をクイッと持ち上げゆっくり顔を近付ける
の唇に自分の熱が伝わるまであと数センチ
その時
「おーい、邪魔すんぞー」
「どわぁっ⁉︎」