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科学班の恋【D.Gray-man】

第45章 好きの理由



「任務中はユウの傍にいろよ?世の中、可笑しな奴多いから」

「そ、んなの…っラビだけだって…ッ」



熱い自分の顔をそのままに、なんとかその腕から逃れようと藻掻いて言えば。



「オレだけだったら、嬉しいんだけど」



覗き込むようにラビの顔が近付いた。



「そしたら、南を一人占めできる」



それはいつもの砕けた笑みじゃなく、どこか愛情を込めたような微笑み。
そこで告げられた言葉に偽りなんてなく。



「…ッ」



更に私の顔は、熱くなった。



……真っ直ぐな言葉は、キザな言葉より威力があると思う。









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