• テキストサイズ

【イケメン王宮 真/夜/中/のプリンセス】

第5章 happy clover(ユーリ夢)


タタタタッーーー

城内の廊下を走り回る

(本当にどこ行ったんだろ?)

ユーリは休憩中のプリンセスを探しにあちこち探し回っていた

何でも休憩明けからの乗馬練習がアランの都合で休みになったらしい

(あ、もしかして……)

ふと思いついた場所に小走りで向かってみた




「………やっぱり」


そこはお城の庭先で良く日の当たる場所だった

いやに気に入っているらしくマチは良くここで休憩している

すやすやと気持ち良さそうに眠るマチの寝顔をそっと眺め、隣にかがむとさらっと髪を梳いた

「ん………」

微かに眉を寄せるマチに

「マチ様、こんなとこで寝てたら真っ黒になっちゃうよ」

クスリと笑って告げれば、マチが

「……ユーリ」

と微笑んだ


するとスッと何かを差し出された

「ユーリに…あげる」

「?」

よく見ると、それは四つ葉のクローバーだった
不思議そうに首を傾げると

「城下ではね、四つ葉のクローバーって幸せを呼ぶっていわれてるの」

寝転がりながら隣にかがむユーリの頬にマチが触れる

「最近、ユーリ忙しそうだから…あんまり無理しないでね?」

そう言って優しく笑うマチの唇にキスを落とした


「……ありがとう」


(マチ様と一緒いられるだけで幸せなのに…)


end
/ 10ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp