第12章 食べ過ぎ注意
あれから少し経ち
海砂ちゃんは自室、月君は資料に向かい、竜崎はチョコの箱を抱えながらパソコンに向かっている
そして私は…
見事にアルコールでぽわんとしていた
まさか、、成人してチョコに入っているお酒で酔うなんて、しかも食べたのは3粒ぽっち
よっぽど疲れているのかもしれない…
酔ったからといって記憶がなくなったりおかしな事をしたりはしないが、思考力が低下しているのが自分でもわかる
「…さん、…さん」
月「ちあきさん?」
「ひゃっ!あ、ごめん、月君!何?」
月君に肩を叩かれやっと呼ばれていた事に気付く
月「えっと、、大丈夫?」
「え?うん!大丈夫、大丈夫!ごめんね考え事してて」
あははーと笑っては見るが
怪しいと自分でも思う
月「……あの、さ、ちょっと休んだほうがいいんじゃないかな」
おかしい、あの海砂ちゃんにすら赤面しない月君が今、何か言いにくそうに言い淀み、若干赤面している