第7章 夕立
ほら、すぐだったでしょう?
そう言って竜崎は笑った
かぁっとさらに顔に熱が集まる
「竜崎…その、迎えに来てくれて、ありがとう///」
恥ずかしくてもお礼は言わなくては
L「…今、言いますか…」
「え?」
L「いえ、どういたしまして、ちあきはすぐシャワーを浴びて服を着替えてください」
「え…?」
L「いつまでもそんな顔と姿でいたら、いただきますよ?」
ちゅっ
「!?!?//////」
今…今!!!
おでこに、き、キスされた!?
ゆでダコ状態の私は逃げる様にシャワー室に直行した
シャワー中ふと思い出した
「あれ…チョコは???」
そういえば私はいつの間にかチョコを持っていなかった
シャワーから出て、竜崎のデスクに行くと着替えた竜崎が全く濡れていないチョコの箱を開けている
あれ?私が買ったはずの…
不思議そうに見る私
「抜かりありません、チョコありがとうございました、" いただきます "」
そう言って怪しく微笑む竜崎にまた顔が熱くなる
この男は!!確信犯だ!!
L「わ…チョコ溶けてる…」
そりゃ、雨に濡れない様にと服の中に隠したら溶けるよ!
溶かされたのはチョコと私
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