• テキストサイズ

名探偵は甘いのがお好き

第6章 説明端折り過ぎ!


竜崎の目が零れ落ちるんじゃないかというくらい開かれる

あれ?私変なこと言った?

L「今日、楽しかったですか?」

「え?うん、びっくりしたけど、久々に色々外に出て楽しかった」

L「おめでとうございます」


おめでとうございます?

そう言った竜崎の手には小さな細長い箱

「なに?」

L「………本気ですか?」

全く意味がわからない、お互いそんな顔
竜崎は小さくため息を吐くと
私の左手を握りひっくり返す

なんだなんだ?と身構える私に更に呆れた顔をしながら
手首につけている私の時計の文字盤…にある日付部分をコツコツと軽く叩く

「……あっ」

L「おめでとうございます」

そう言って今度こそ渡された箱には
私の名前のイニシャルと綺麗な星などが美しく飾られたペンダント、裏にはLの文字が彫られていた

今日の一つ一つが忙しさで忘れられたはずの私の【誕生日】を祝ってくれていた、竜崎が覚えてくれていた

「ありがとうっ」
思わず抱きついた

でも
「次は説明してね…」
次は一緒に心から楽しみたい

L「次は忘れないでください」
そう言いながら抱きしめ返してくれた竜崎は
そっとペンダントをつけてくれた


_end_
/ 216ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp