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名探偵は甘いのがお好き

第5章 好きだなんて言ってあげない



L「!!!」

バッと俯く竜崎

あれ?思った反応と違う
もっと目を見開くとかびっくりする筈だったのに…

「りゅ、、竜崎…?わっ!」

顔を覗き込もうとしたら
急に竜崎が立ち上がった
身長差で私には竜崎の白いシャツしか見えない
と思ったら何も見えなくなった

(だ、抱きしめられてる!!)

「もがっ!」

L「ちあきがいけません【すき】と言わせたかっただけで、私を好きと言えとは言ってません」

好きではなく大好きと言えば紛らわせるかもと思った
でも、竜崎がって言うのは、完全に私の気持ちだ
やってしまった

L「先に言うのは反則です、私も、好きです」

あの時私に取り敢えず好きって言わせて
「私もです」って返そうとしたって言った竜崎はちょっと拗ねながらでも嬉しそうで

これからは思い通りに好きだなんていってあげないんだからと宣戦布告したら
望むところですって笑いながら返す竜崎

笑ってたのは私の顔が真っ赤だったからだろうけど
竜崎だってしっかり耳が赤いのを私は見逃さない


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