第37章 期待してもいいかな
L「これでわからなければ諦めます、ちあき、チョコください」
竜崎の言葉はド直球だった
気がついた私は答えるのも忘れ急いで給湯室に行き冷蔵庫を開ける
(何かお菓子も、チョコ食べたいも、私に言ってくれてた…って事で、、いいんだよね?)
心臓はうるさい、でも息を整え部屋に入る
竜崎は、ワタリと話していたようでお気に入りの椅子に戻っている
「竜崎…これ…」
おずおずと出された箱を受け取った竜崎は躊躇うことなくスルスルとラッピングをほどき中身を出した
「あの、厳密にはチョコではないけど…」
私がモゴモゴ言う間に竜崎は素手で掴み口に放り込むと
L「五臓六腑にしみわたります」
おじいちゃんみたいな事を言い出した