第37章 期待してもいいかな
「おはようございます!」
欠伸をぐっと噛み締め眠気に耐えながら挨拶をすると本部からは挨拶が返ってくる
「あれ…?」
違和感を感じ見回すと、そこに竜崎はいない
まだ寝ている??いや、竜崎に限ってそれはない
松「ちあきちゃん?どうしたの?」
私がキョロキョロしたせいか松田さんが不思議そうに尋ねてくる
「松田さん、竜崎がいないんですが」
松「竜崎なら朝一大学に行くって聞いてたけど?」
そうだ、竜崎は今日は大学だと言っていた
バレンタインの準備でバタついていたせいですっかり忘れていた
松田さんにお礼を言い仕事を始めると
しばらく経って扉が開く音がした
おそらく竜崎を送り届けたワタリが帰ってきた音で間違いないと思う
松「うわ!ワタリさん!なんですかそれ!」
松田さんの声にそちらを見ると、段ボールを抱えたワタリがいた、嫌な予感
ワ「竜崎がついた途端に女性陣に囲まれまして、持てる量ではなかったので持って帰ってきました」
「じゃあ、それって…やっぱり…」
松「ち、、チョコぉ!?!?」