第32章 ハロウィン〜トリック=トリート?〜
L「かぼちゃでいいですよ」
「かぼちゃ??」
お菓子しか食べない竜崎がかぼちゃ?
そもそもかぼちゃなんて無いはず、かぼちゃのお菓子が良いという要求??
L「甘い匂いがするかぼちゃがあるので」
「!!」
竜崎が言わんとしていることを気付いてしまった
竜崎の漆黒の瞳には私が着ているオレンジのワンピースがうつっている
L「ハロウィンが終わる前にお菓子より甘いかぼちゃ、もらえますか?」
かぼちゃの仮装で顔に火が着いたように熱い私は
本当のジャックオランタンになってしまったのかもしれない
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