第32章 ハロウィン〜トリック=トリート?〜
「ふぁぁぁぁ」
一人になると気が緩み思わず欠伸が出る
時計を見ると23:40もうすぐハロウィンが終わろうとしている
L「大きなあくびですね」
「ひゃぁ!!」
まさか誰かに声をかけられるとはおもわず情けない声が出た
「なんだ、、竜崎…竜崎もコーヒー?」
L「いえ、私はお菓子です」
「お菓子?お菓子ならたくさんあるでしょ??」
おかしいと思いつつ竜崎を見るとまっすぐに私を見る竜崎と目が合う
L「ちあき、トリック・オア・トリート」
まさか今更言われるとは思わなかった
お菓子は今は手元に無い
「席にあるから、取ってくるっ」
いたずらをされないように、逃げようとすると竜崎の腕が行く手を阻んだ
L「今、欲しいです」
「いや、だから席にしか…」
竜崎は、トリック・オア・トリートと言っておきながらトリックしか選ばせるつもりは無いのだろうか?