• テキストサイズ

名探偵は甘いのがお好き

第28章 独占


月くんと私が海砂ちゃんを宥めて部屋に返すと月くんのターンだ

月「竜崎、さっきのは無いんじゃないか?大切な写真を勝手に消して」

L「月くんならわかると思いましたが…?」

月「捜査の為とはいえ、せめてちあきさんには断るべきだ」

L「そうではなく、写真は消していません」

ちあき、月「は?」

いや、もう一度確認するが確かに写真はどこにも無い
でも月くんにはわかったようで

月「そういうことか…竜崎…見せる気は?」

L「ありませんね」

どういう意味だろうか?

L「つまり、写真はメールで私のパソコンに送りました、ちあきの携帯に入っていた画像と送信履歴は削除しました」

「え?えぇぇ!!??」

もう何が何だか意味がわからない
月くんは呆れたように机に座ると資料を読み始めてしまった

しばらく驚く事しかしていない私に竜崎はニコりと笑い

L「他の者にちあきのウェディングドレス姿、見せるわけないでしょう、残っているとわかれば絶対に送るように言われますから、言ったらいけませんよ」

しーっと人差し指を立てる竜崎を見て私は心の中で海砂ちゃんに謝りながらも黙るしかなかった


_end_
/ 216ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp