第25章 次も一緒に
開けた場所で目の前広がるのは
今にも零れ落ちそうな星空
「やっぱり、来てよかった…」
L「近くにこんなに星が見える場所があったんですね…」
しばらく何も言えずに空を眺めていると流れ星が一筋
「みた!?流れ星!私、流れ星初めて…調べたら今日は見れるってなってたから、どうしても来たかったの…すごい、綺麗」
L「そうですね」
「ね!……?」
竜崎の方を向くと、竜崎は空を見ておらず
ぱちりと目が合う
「え?竜崎?」
L「綺麗ですね」
「竜崎…星…」
すると竜崎はすっとちあきに近寄り、目を見つめ続ける
「ちょ…」
L「大丈夫、ちあきの眼に映ってます、星、綺麗ですね」
竜崎から眼が離せない
L「あ…」
「?」
竜崎が空を指さした、見上げると星が次々と流れていく
「ぁ、、わぁー!」
L「これはすごい」
「来てよかった」
L「ちあき」
不意に呼ばれ竜崎の方を向く
ちゅっ
「……え?」
L「また、二人で来ましょう」
そう言って竜崎が優しく握ってくれた手と、一瞬触れただけの唇から幸せが溢れ出しそうで
ちあきは竜崎の手をキュッと握り返した
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