第24章 有名人
他の捜査員たちが皆仕事が終わった中ちあきだけがまだ作業をしていた
昼間に思わぬロスがあったので自分なりにキリがいいところまでやってしまいたかった為遅くなってしまった
「よっし、これでOK!」
ふと竜崎を見ると相変わらずパソコンに向いている
(最近寝てるの見てない気がするけど…とりあえず、終わったし声だけかけるか)
「竜崎〜私も終わったけど…」
くるっと椅子ごとちあきに向く竜崎
(椅子ごととは、珍しい)
普段は視線だけか、よくても顔を向けるだけだ
L「お疲れ様です」
「あ、うん、お疲れ様です、部屋帰るね…?」
L「……おやすみなさい」
間が気になるところだったが竜崎が言わないのだからと
ちあきもおやすみなさいと言って振り返り歩き出す
ぎゅっ
腕を掴まれる