第23章 甘い甘い琥珀色の
L「こうして…」
「ん?」
L「ゆったり話すのもいいですね」
「うん…」
一瞬自分が言葉に出したのかとどきりとしたが
竜崎も同じ気持ちだとわかり嬉しくてにやけるのを隠すために甘いコーヒーを飲む
(やば…幸せかも…)
そんな事を考えていると竜崎がいきなり人差し指でちあきの頬を押す
「へ?何?」
L「なんでもないです…」
無駄にドキドキさせられた…
L「はちみつ、そのまま食べます」
竜崎の言葉で小鉢とスプーンを用意するちあき
スプーンを摘んで口に入れると竜崎はほんのり笑った
L「そのままも美味しいですね」
「竜崎、幸せそうな顔してるよ(笑)」
からかうように言うと竜崎がちあきに視線を向ける
その眼は妙に真剣で
「な、、なに?」
またちあきの頬を押す竜崎
「私の顔に何かついてる?」
L「幸せそうな顔、その言葉、そのまま返します」
(それって…さっき頬を押された時も…?)
そう思ったら急に恥ずかしくなり顔が熱い
L「顔に書いてあります」
追い討ちをかける竜崎